【イベントメモ】小泉さん永見さんに学ぶ、強い事業・組織の作り方

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<Blog移行に伴ってお引越ししてきた記事です🗒 2023/9/27>

先日こちらのビビッドガーデン社主催・メルカリ小泉さんおよびラクスル永見さんがスピーカーをされたイベントに参加させていただきました。

普段はなんだかんだとVCやシードステージCEOを対象としたイベントに参加することが多く、主にCXOを対象としたイベントは私にとってかなりレアでした。

そしてイベントの内容が、金言ばかりだったのでいくつか記録に残したいと思います。

小泉さん(一部永見さんとのディスカッション)

  • Payment事業は競合に対して云々ではなく、経営のオプションの一つ/取り手としての新規事業として始めた。ECだけだと戦略のTriggerが減ると感じていた。
  • 何かが揃ったら新規事業をやる、では遅すぎる。任せられる人の採用を継続していく
  • やったことがある人に任せるのがベストだし、いなければ採用するべき
  • そもそも新規事業を作っていく会社だという雰囲気を作っていく
  • 既存事業の方が成果を出しやすいので、そこで結果を出してもらってから新規事業にアサインする方が良い(筆者 — これは、過去のスタートアップの経験からも納得感があった)
  • toCビジネスの場合、プロダクトをまとめるにはトップダウンで進めていくべき。MIXIもメルカリもそうしている。
  • “Disagree and Commit” — 会議室の中ではとことん議論するば、会議室を出たら決まったことにコミットする
  • セオリーと同じことをしていたら大きなチャレンジができない。あえて未経験の優秀層に任せる勇気。
  • アラムナイを大切にする。出戻りも、顧客になりうる可能性もある。
  • 不可逆なことはほとんどなく、全てはプロセスの一部。一方、コントロールできるバーをたくさん持っておくのは重要
  • 経営陣のコミュニケーションを増やす。MIXI時代、週6時間経営陣でのミーティングを行なっていた。メルカリも1ヶ月半に1回オフサイトをやっている。スタートアップは週1時間じゃ全然足りない

永見さん

  • 若手の教育は、とにかく伴走。機会を与える、FBする。時間をかけて根気強くやることが重要
  • 新卒を取るか、第二新卒を取るか、大きな議論になった。結果として新卒を選び、ワークしている。
  • お金の余裕は必要。こんなに必要なのか?と思うくらい、大胆に調達する
  • 採用の際は好奇心の強さを非常に重要視している。好奇心が強い人はセオリーを分かった上でセオリーを選ばない。

実際に事業をあれほどまでに成長させてきたお二人のお話を聞けるのは本当に貴重な機会でした。投資先も徐々にステージが進んできたので、今回のような学びの機会を増やしていきたいです。

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Misuzu Matsumoto
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Written by Misuzu Matsumoto

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Associate @Incubate Fund, Director @Tokyo Women in VC / Former entrepreneur

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