VC Unlocked: Tokyo by 500 Globalに参加しました
3/5–7にTokyo Innovation Baseで行われた、VC Unlocked: Tokyo by 500 Globalに参加しました。本当にとても貴重な機会だったので、記録を残そうと思います🔓🗝なお、来年以降も開催を検討されるとのことで、特にOnline courseの細かい内容には踏み込みません。
VC Unlockedとは？
500のプレスリリースより引用すると、
「VC Unlocked Tokyo」は、500 Globalのグローバルなベンチャーキャピタルおよびベンチャー教育のリーダーとしての知見や経験を活かしています。500 GlobalのVC Unlockedは、今まで世界9カ国で35回以上のプログラムを実施しており、1,100人以上の投資家に投資スキルの向上機会を提供してきました。
この教育プログラムには、約15時間のオンライン・コースワーク、3月上旬にTokyo Innovation Base（TIB）での2日間の対面式ワークショップ、および米国を拠点とするトップVCによる2つのバーチャル・セッションが含まれます。500 Globalの専門家による体験学習と厳選されたレッスンを通じて、参加者はベンチャーキャピタルのフレームワークに対する理解を深め、世界中のベンチャーキャピタリストとのネットワークを広める機会を得ることができます。
とのことで、日本/東京で開催するのは今回が初めてで、東京都とJETROのサポートで実現したそうです。
Twitterでたまたま募集を見かけた時にはすでに締切まで2日ほどしかなく、かつRequirementsにProficient in Englishとあり、決してProficienではない私は逡巡しつつもアプライし、無事に参加するチャンスをいただきました。
参加者
Cohortの参加者は38名でした。多くの参加者がPartner〜Principalクラスで、おそらく私が年齢的にもVCとしての経験年数的にも最も若い属性に近かったと思います。
Pre-work
上記VC Unlockedの説明にもある通り、約15時間のOnline courseがありました。コースのテーマは下記の3つです。
- Kickstarting Your Investment Journey: Thesis, Deal Flow, and Selecting Startups
- VC Fund Structure & Returns
- Navigating Term Sheets for Investors
このOnline courseの完了が参加の前提条件となり、当日のコンテンツもこれらの内容をもとにしたものとなります。ちなみにそれぞれ講義＋手を動かすワークで、全編英語ということもあり私は明らかに15時間以上かかった気がします。笑
Day1
初日は上記の1と2をベースとしたWorkshopと、Tribe Capital Partner Alexさんを招いてのPanel、Cocktail Partyがありました。ちなみにPre-workで講師を担当していた500のRobさん、Vishalさんはリアルでも担当Courseの講師をしてくれました。なんだか、テレビで見ていた人に会う感覚。
Online course/Workshopの内容はいずれもためになったのですが、特に1のInvestment Thesisの内容は、私のようにVCとしての独立を目指す立場の人間にとっては非常に有益でしたし、当日Workshopでのディスカッションで他の方のInvestment Thesisを聞けたのも勉強になりました。Cocktail PartyではJETROの皆様ともお話できました。
Day2
上記3をベースとしたWorkshop（500の投資先2社を招いてのピッチを含む）と、Blitzscaling Ventures PartnerのChrisさん（ブリッツスケーリングの著者！）のPanel、Alexさん・Chrisさん・Sozo Ventures PrincipalのNomuraさん、VishalさんのPanel、Closing Ceremonyがありました。
ChrisさんのPanelのテーマはズバリ、”Lessons Learned in Building an SV VC Fund”。独立を目指す人間にとって改めて、私はどこから来て、今どこにいて、VCという仕事を通じてどこを目指していくのかを考える機会になりました。
Day3
Day3のみオンラインにて、2つのTalk Sessionがありました。Lux Capital PartnerのGraceさんのAI InvestmentをテーマにしたSessionでは、10X betterになりうるか”という点を強調されていたのが印象的でした。
Floodgate PartnerのAnn Miura-Koさんのどのように良い起業家に投資するかというSessionでは、Founderのcapabilityはもちろん、彼ら彼女らが戦う市場・持つ洞察に対して自分たちが愛着を持てるかが重要とお話されていました。”Inflection”を活用して”Insights”を導き出す、というお話もされていたのですが、この文脈の”Inflection”って一番近い日本語にするとなんだろう。
全体を通して
PartnerからAssociateまで、独立系からCVC・事業会社まで、参加者属性は様々だったと思いますが、個人的には私のような立場の人間にとってこれ以上ないプログラムだったように思います。本気でVCとしてキャリアを積んでいきたい方には本当に本当におすすめです。冒頭にも書きましたが、来年以降も開催を検討しているようなので、是非アプライしてほしいです。
500 Global、JETRO、東京都、当日のProgramを盛り上げてくださったCohortの皆様に感謝です（私は盛り上げるには英語力が足りなくて、いつも以上にIntroverted/Shyでした）。
Investment Thesisを磨き込んでいくぞー！
